教養としてのプロレス (双葉新書)/プチ鹿島

 

教養としてのプロレス (双葉新書)

教養としてのプロレス (双葉新書)

 

プチ鹿島さんは、東京ポッド許可局というpodcast限定の地下カルト的番組をやってたころから、もう4年くらい語りを聞いてるので、本書は内容的にはよく親しんだものだったが、こうして新書を出版するような方へとブレイクされたのはとても良かったと思う。

白か黒かを旗幟鮮明にし、自分の立場に疑いのなく気に入らないものにツッコミ批判を入れまくるようなつまらない人間が多い。(ように感じられる、ネット時代)

そんな人間にならないためにこそ、虚実の間をただよう「プロレス」を楽しむことで得られる感覚(=教養)が必要、というのが本書の趣旨。これは本当にそうだと思う。