アバター

先日、映画館(3D・吹き替え)で見てきた。この映画が「タイタニック」を抜いて歴代興行収入第一位になるらしい。

これは映画館で見るべき映画だと思う。脚本で魅せる映画ではなく、(3D)映像で魅せる映画*1なので、テレビやらDVDで見るのでは、映画としての価値がかなり落ちるだろう。

上映時間3時間は、多忙なスケジュールの中では捻出するのが厳しかったし、「冗長」だと感じるシーンが多かったのも事実。

玄人筋の批評家達は「ありきたり」の脚本だと批判しているようだけれども、自分はそうは思わなかった。「植民地支配・先住民虐殺という原罪」モチーフは珍しくないとしても、911を連想させる倒壊シーンとか、キリスト教的でない自然生命観とか、哲学的側面でもそれなりのメッセージが詰まった作品だと思う。

アカデミー賞、どれだけ受賞するのだろうか。

*1:字幕だと字幕が飛び出してきて目が疲れるので吹き替えがお勧め