女性役員の比率

http://www.asahi.com/international/update/0403/TKY201004030332.html

「女性役員増やしなさい」 英下院、金融街に注文 2010年4月4日1時1分

 【ロンドン=橋本聡】経済危機を防ぐために、もっと女性の役員を増やしなさい――英下院の財務委員会は3日、ロンドンの金融街シティーにそんな注文をつける報告書をまとめた。

 シティーは大手銀行や保険などが集まる都心の一角で、世界経済に大きな影響力がある。だが経済危機に直撃され、国有化される銀行も出た。財務委員会は、その経営実態について政府や専門家から証言を求め、再発防止策を練っていた。

 報告書によると、シティーは伝統的に「男社会」で、金融の女性役員比率は9%。全業界の12%より低い。報酬も男性より2割ほど少ない。

 ジョン・マクフォール財務委員長らは、女性の少なさが役員会の硬直化につながり、みなで議論するうちに同じ方向に流れて判断を誤る「集団思考」に陥ったおそれがある、と指摘した。多様な人材が必要なのに「シティーは女性の才能を用いることに失敗している」と決めつけた。

 改善策として、女性比率や女性を増やすための方策を、企業に強制的に公表させる案をうちだした。ノルウェーは法律で役員の40%の女性に割り当てる制度をとっているが、そうした割当制は「圧力が強すぎる」として採用しなかった。委員会は14人で、そのうち女性は1人だった。

こういう記事は、記者が情報を歪めていることもあるので、現地・現物の精神で報告書本体を探しに行かないといけない。

少し検索が難しかったけれど、↓に本物を見つけた。

http://news.parliament.uk/2010/04/report-calls-for-more-women-in-city-to-challenge-group-think/

上の記事で「集団思考(グループシンク)」という指摘が気になったけど確かにそう書かれている。

原文は時間のある際に読むとして、ところで、このロジックで行けば、日本の企業や金融機関はほとんどが「グループシンク」!?