オランダ戦後のオシム監督コメント
またしても、このテーマで。
(全文はこちらから。ぜひ。)
サッカーに詳しい人の間では、オシムサッカーを捨てて「ブサイクでも、守りに徹する」ことにしたからこの一次リーグの健闘がある、という意見もあるようだ。
自分は、サッカー素人なのでその意見の是非は、よく分からないけれど、この人のコメントは「人や組織、そして人生」についての含蓄に溢れているような気がして大好きだ。
(上記リンク先より、オランダ戦後のコメント)
日本代表が下手なプレーをすると、わたしが悪かったのかと責任を感じてしまう。良いプレーをすればいいが、悪いときはわたしが日本でやったことは無駄だったのかという気持ちになってしまう。あるいは、わたしの言ったことが日本人には聞こえていなかったのかと。わたしは日本人ではありませんが。
実はドクターから、テレビでもサッカーの試合を見ないように言われている。わたしはこの瞬間もリスクを冒しているわけだ。まあ、リスクを冒さないと収穫はないということを繰り返し言っているが(笑)。プロとしていったん引き受けた仕事では、選手たちがわたしの命の一部になっている。日本代表は自分の一部だ。日本の前にまだチャンスがぶら下がっている。それを生かさなければ残念な結果に終わってしまう。リスクを冒すのもほどほどにしろという場面があることも付け加えておきたいと思う。わたしはすでにリスクに関する人間に3人出会った。1人は阿部、2人目は闘莉王、言い忘れたが最初にリスクを冒したのは家内だ(笑)。
>日本代表は自分の一部だ。
たった数年間、指導者として関わってくれただけなのに。
こういう事を言うからまたファンになってしまう。